令和5年度記事このページを印刷する - 令和5年度記事

2023年度看護師特定行為研修(栄養に係るカテーテル管理)修了式を終えて

 2024年1月に入講した看護師特定行為研修(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)の第1期生2名が、2月28日に約7週間にわたる研修を無事修了することができました。
 特定行為研修機関として開講し3年を迎え、新たに栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連の1区分を追加しました。手探りの状況で行いましたが、短い期間で目標の一人10症例以上を経験することができました。侵襲の大きい特定行為ですが、指導医、診療看護師の協力で患者さんに安全に実践できたと思います。
 今後の活躍を期待しています。特定行為研修修了おめでとうございます。


 

末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理のOSCEに合格し実習に入りました!!

 ​特定行為研修生(以下研修生)2名はシミュレーターによる訓練を行い、外部委員、指導医(者)によるOSCE(客観的臨床能力評価)に合格し、1月23日から末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理の実習に入りました。
 実習は、主治医から患者さんに研修生が実施させていただいてよいか説明し、同意を得ておこないます。
 指導医(者)と研修生で事前に患者さんのもとに伺い、エコーで血管を描出することで研修生が安全に実施できるか判断します。
 清潔操作に十分気を付け、患者さんに安全に苦痛なく実施できるよう頑張っています。
お疲れ様でした。

  【実習場面】

令和5年度特定行為研修(栄養に係るカテーテル管理)の入講式を開催しました

 在宅・慢性期領域パッケージの特定行為研修機関として3年目となりました。
 今年度から栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル)関連(以後PICC)の1区分項目を追加しました。令和6年1月10日に初めての入講式を行いました。
 受講生は、「共通科目」「区分別科目の栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」を修了している当院の特定行為看護師2名で、2月28日までの期間に実習を含めた1区分科目を学びます。
 修了している共通科目の臨床生理学、臨床推論、フィジカルアセスメント、臨床薬理学の知識をしっかり活用し、新たな特定行為を患者に安全、安楽に実践できるよう主体的に取り組んで欲しいと思います。
【特定行為研修入講式】
 
【院長挨拶】 【研修生挨拶】 【入講証授与】

2023年度看護師特定行為研修修了式を終えて

 2023年6月に入講した看護師特定行為研修(在宅・慢性期領域パッケージ)に第3期生3名が、12月27日に7か月間にわたる研修を無事終えることができました。
 特定行為実施時に必要な理解力、思考力及び判断力、高度かつ専門的な知識、技能の向上のため講義、演習、実習に臨みました。その結果、「看護学的視点」と「医学的視点」を融合し、人間性を重視した特定行為の実践の修得に至りました。
 職場を離れ、慣れない環境の中で同じ目標に向かって切磋琢磨しながら共に学び、お互い実習の振り返りで涙する日もありましたが、力を合わせ課題に取り組まれていました。
 今後は、「特定行為研修を修了した看護師」として、自己の課題や看護の視点を忘れず各職種間の架け橋となるキーパーソンとなって下さい。そして効率的かつ上質な医療を提供できる看護専門職としてますますの活躍を期待しています。
 特定行為研修修了おめでとうございます。


 

4区分別科目のOSCE(客観的臨床能力評価)に合格し実習に入りました!!

 研修生3名とも4区分の演習を行い、外部委員、指導者によるOSCEに合格し、9月25日から脱水の補正、気管カニューレ交換、褥瘡処置、胃ろうカテーテル交換の実習に入りました。
 実際に患者さんへ医療行為(気管カニューレ交換・胃ろうカテーテル交換)をさせていただく際は、過度の緊張で手が震え手袋がなかなか入らないこともありましたが、無事に1人5症例を修了しました。
 患者さんに苦痛がなく、安全に処置が行えるようeラーニングで学んだ知識・演習、OSCEでの指導、助言を受けたことを発揮し、今後も実習を頑張ってほしいと思います。
 また、症例記録の重要性も学び、「看護記録とは違い医師の診断を基に医学的知識・技術を学び、病態の変化や疾患、患者の背景等を包括的にアセスメント・判断し、実践した内容を評価し記載することの難しさを痛感した」と研修生から聞かれました。
お疲れ様でした。

【外部委員・指導者による褥瘡デブリードマンOSCE】
 
【特定行為実践につてプレゼンテーション】

共通科目開始から7週間が過ぎました。

 共通科目を開始してから7週間が経ちました。まずe-learningを受講し、集合研修にてグループディスカッションやロールプレイ等を進度に沿って行っています。
臨床推論、フィジカルアセスメントは看護教育に含まれていない科目であり、受講生からは医師の思考過程を学ぶ重要性や困難さを感じたといった意見があり、これまでと違った視点で学習が必要と実感している様子です。
 eラーニングや演習、実習に加え当研修センターでは、JNP(診療看護師)によるフィジカルアセスメントを系統的学習できるように補講をおこなっています。

【臨床推論 医療面接演習】
  


【フィジカルアセスメント実習】
  

  

【フィジカルアセスメント補講】
  

 

令和5年度特定行為研修入講式を開催しました。


令和3年6月に在宅・慢性期領域パッケージの特定行為研修センターを開講し、院内はもとより院外からも広く受講生を迎え入れ、令和4年度までに6名の特定行為研修修了生を送り出しました。
その後、栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル)関連(以後PICC)の需要が予想以上に多いことから、改めて特定行為実施項目を検討しその結果、令和5年は在宅・慢性期領域パッケージに加えPICCの1区分を開始することとなりました。
6月1日から12月27日の7ヶ月間の、在宅・慢性期領域パッケージには3名の受講生が入講しました。
「看護の視点」「診療の補助行為の視点」「社会的背景を知る視点」を通じて、「みる視点」を養い、人間性を重視しつつ高度かつ専門的な質の高い医療を提供できる特定行為看護師の育成を図るとともに、特定行為を実践する看護師の育成と支援をして行きたいと思います。

【特定行為研修入講式】


【研修生挨拶】              【入構証授与】