指導室たより 第59号このページを印刷する - 指導室たより 第59号

新年のご挨拶

療育指導室長 森谷 晃壮
 
 謹んで新春をお祝い申し上げます。
 旧年中は大変にお世話になり、誠にありがとうございました。
令和になり初めての新年を迎えました。令和は万葉集の梅花の歌三十二首の序文の一節が由来となっています。
 「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き蘭は珮後の香を薫す」
令和には「人々が美しく心寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。 この歌のように、美しく穏やかで素晴らしい時代になることを願っています。
 令和二年の今年は五十六年ぶりに東京で夏季オリンピック・パラリンピックが開催されます。今回で三十二回目、オリンピックの開会式は七月二十四日(金曜日)、パラリンピックの開会式は八月二十五日(火曜日)です。今から楽しみにされている方も多いと思います。昨年開催されたラグビーワールドカップ日本大会で、流行語大賞にも輝いた「ONE TEAM(ワンチーム)」のように、選手一人ひとりの活躍が大会を盛り上げてくれることと期待しています。スポーツには「夢」や「希望」を生み出す力があります。この大会が明るい未来につながると信じています。因みに、広島県の聖火リレーは五月十八日(月曜日)~十九日(火曜日)の二日間にかけて行う予定だそうです。
 さて、平成二十九年に「児者一貫制度」が恒久化されたことで、皆さまの年齢や状態に応じた適切な日中活動を提供しなければなりません。生活が本人主体であり、豊かな人生であるためには、これからも児童指導員・保育士は福祉の専門職としての知識や技術を高めていく必要があります。今後も皆さまが安心して生活・療養ができる支援体制づくりを構築して参りますので、引き続きご指導を賜りますようお願いいたします。
 皆さまのご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

秋行事

保育士 坂本 春菜
 
 十一月十九日(火)二十日(水)は療育訓練棟にて、二十一日(木)は各病棟居室にて、秋行事「劇団にっしーだよ!全員集合!」が行われました。
 今回の行事では「芸術の秋をみんなで楽しもう!」ということで、療育訓練棟ではオリジナルの劇「きつねとたぬきのばけくらべ」と「It’s a small world」の二公演を実施しました。それぞれの劇では若葉病棟・あゆみ病棟の利用者さんに出演していただき、職員と一緒に台詞を言ったり踊りを踊ったりしました。開演前、衣装を身に着けるといつもとは違う装いに、笑みがこぼれる方や少し緊張されている方など様々な表情が見られました。本番では黒子の職員と一緒にステージに立ち、みなさん思い思いの表現をしてくださいました。演者になった方からは「緊張したけど良い経験になった」等の感想が聞かれました。観客として参加された方からも演者さんへの拍手や笑い声が聞かれ、とても賑やかな会場となりました。あゆみ病棟・若葉病棟の利用者さんの間で「すごかったよ」と声を掛けられる場面もあり、病棟間での交流もできた二日間となりました。
 居室訪問では、全身にイルミネーションを身に着けた職員が訪問し、ダンスやジェスチャークイズをして楽しみました。暗くなった部屋にイルミネーションが灯ると「おぉ~」「きれい」の声が聞かれ、懐メロや流行の曲を職員と一緒に踊って楽しいひと時を過ごすことができました。
 今回の秋行事では、利用者さん、ご家族、職員が一体となってひとつの劇をつくり、とてもあたたかな雰囲気の中行うことができました。ご参加頂いたみなさんにとっても楽しい時間になっていれば嬉しく思います。

お楽しみ会

保育士 日髙 紀依
 
 十二月十一日(水)、あゆみ病棟お楽しみ会、十二日(木)あゆみ病棟居室訪問、十八日(水)若葉病棟お楽しみ会及び居室訪問を実施しました。今回のお楽しみ会は、「ヒカリノ音~ミュージックスターティン♪~」をタイトルに、光や楽器演奏等をお届けしました。
 各病棟デイルームには、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のキャラクター、ラプンツェルとユージーンに扮した療育指導室職員たちが各病棟を訪問し、ランタンの点灯とトーンチャイム、ハンドベルの演奏を行いました。ランタンとは、「無病息災を祈る祈祷儀式の道具で、熱気球のように舞い上がるランタンに願い事を書き、想いを託して飛ばすもの」です。お楽しみ会のランタンは、利用者のみなさんと療育の時間に想いを込めて制作した物で、個性豊かに光るランタンにより幻想的な空間となりました。ランタンが光る中、二〇一九年に流行った「ミュージックスターティン♪」の合図で始まった、トーンチャイムによる音色はとてもあたたかく、利用者やご家族のみなさんも聴き入っている様子がみられました。ランタンを見ながら聴く演奏はとても素敵な時間となりました。
 居室訪問では、サンタさんに扮した療育指導室職員たちが訪問し、雪だるまや星空、演奏をお届けしました。ブラックライトで照らされて光る星空は、とてもきれいでした。
 また、各病棟のお楽しみ会では、ご家族や病棟スタッフからの歌やダンスなどの出し物もあり、おおいに盛り上がりました。令和最初のお楽しみ会は、あたたかく楽しい会となりました。ご協力ありがとうございました。

七五三お祝い散歩

保育士 矢倉 泉
 
 一若葉病棟の長谷川柑太さんが三歳の七五三を迎えてから二年が経ち、十一月十二日(火)に五歳の「七五三お祝い散歩」を行いました。職員手作りの袴を身にまとい、「これからもたくさんの人と出会いがありますように」と願いを込めて、療育指導室や療育訓練棟へ行き、出会った職員や利用者とチェキで写真を撮り、お祝いの言葉をいただきました。また、病棟に帰ってからも看護師と写真を撮り、賑やかにお祝いをしました。ドキドキされていた二年前とは違い、かっこよく堂々した姿でいろいろな人と関わりをもちました。
 最後に手形足形をとり、大きくなった柑太さんのお祝いと、これからの成長をみんなでお願いしました。
 これからもいろいろな人と出会い、いろいろな経験を一緒にしていきましょう!心も身体もどんどん大きくなる柑太さんを楽しみにしています。七五三おめでとうございます。

写真愛好会

児童指導員 田山地 孝国

 今年の写真愛好会の活動について紹介します。現在、写真愛好会所属の四名の利用者は、カメラ片手に病院の敷地内を散策しながら、季節ごとに移りゆく景色やけやき亭や正面玄関に咲いている花々、日常の一部を切り取った人物写真など様々な写真を撮っています。また、非日常的な迫力ある写真を、撮影しに病院外へ撮りに行かれる方もおられます。
 撮影した写真は、主にアートロードやカフェ・サンヒトリ側の玄関に展示しております。また、今年は「大竹福祉祭り」「広島西特別支援学校祭」「スペースぶなの森」にて作品展示を行いました。その他、富士フィルムの写真展に展示される方やこれまで撮ってきた写真を一冊のアルバムにまとめる方など幅広く活動されています。
 今回は、ほんの一部だけですが、写真愛好会の方々が撮られましたベストショット写真を掲載させていただきました。まだまだたくさんの素敵な写真がアートロードやカフェ・サンヒトリ側の玄関に展示していますのでぜひ足をのばしてみてください。

  ↓「元祖あじさい」宇佐川 翔平       ↓「親の愛情」橋本 忠重


 ↓「厳島ドラゴンフライ」杉山 晃一    ↓「バイバイじゃないさ」谷岡 裕美

 

「二〇二〇年はどんな年?」

保育士 鈴木 聖華
 
☆子年
 今年の干支は「子(ねずみ)」です。去年「亥(いのしし)」で十二支が終わり、また、「子
(ねずみ)」から一つの流れが始まりました。
 なぜ「子」がねずみになったのか。それは、「子」の字には増えるという意味があり、ねずみもたくさんの子どもを作るので「子」がねずみとなったようです。よって、「子孫繁栄」の年になるという考えが多いようです。

【子年生まれの特徴】
・ いつもにこにこ笑顔を浮かべ愛嬌があり、人に好かれやすい。
・ 忍耐力があり、勉強や習い事をきちんとこなす。
・ 物事がきちんと整理された状況を好み、混乱や無秩序を嫌う傾向がある。
・ 立てた目標は投げ出さず、日課もさぼらずきちんとこなす。
・ 無駄遣いを好まず、余計な出費をすることがない。
・ 勘が良く、こまかい事にもすぐ気が付くため、どんな環境でもその場にふさわしい行動を
   取ることができる。

☆オリンピック開催の年
 今年、二〇二〇年は東京オリンピックが開催される年ですね。
東京オリンピック開催は二〇一三年に決定しました。
その際、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」の言葉が流行語となりましたね。
 
 
今年の年男・年女は…
男性 5 名
女性  名です!!

お知らせ

1月20日(月)  成人式・成人お祝い会
3月11日(水)  特別療育