臨床検査科
スタッフ
診療部長・臨床検査科長 | 立山 義朗 (広島大学1984卒) |
病理・検査専門医(AP/CP)/ 細胞診専門医/臨床研修指導医 |
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人員 : 臨床検査技師長 1人, 臨床検査副技師長 1人, 臨床検査主任技師 4人,
臨床検査技師 10人(非常勤 3 人), 非常勤検査事務員 1人
専門資格など:細胞検査士 2人, 緊急臨床検査士 3人, 超音波検査士 3人,(循環器1人,消化器2人)
認定一般検査技師 1人, 二級臨床検査技師(免疫学) 1人, 特化・四アルキル鉛作業主任者 4人,
有機溶剤作業主任者 3人, メディカルクラーク(医科) 1人, 健康食品管理士 1人,
検体採取等に関する厚生労働省指定講習会修了者 13人, 社会福祉主事任用資格 1人
概要
概要
令和元年度(平成31年度,2019年度)までの過去4年間の推移をみると、外来と入院の合計件数の推移では、平成29年度に減少したものの平成30年度から増加傾向にあり、令和元年度は前年度に比べ17,032件(2.4%)増となった(表1、図1)。一方、令和元年度の検査総点数は、平成28年度が22,115,476点と最も高いものの、平成29年度から前年度比0.66%、3.0%と年々増加しつつある(表2、図2)。
部門別件数の年度別推移をみると令和元年度に前年度比で増加したのは、検体部門すべてですがそのなかでも血液検査が前年比5.3%で最も高かった(図3)。逆に病理・細胞診部門と生理部門はそれぞれ前年比2.7%、3.2%と減少していた(図3)。部門別点数の年度別推移も件数とほぼ同様の変化であり、検体部門すべてで増加、特に血液部門、内分泌部門、微生物部門でそれぞれ前年比11.3%、9.1%、5.9%と増加し、病理・細胞診部門と生理部門でそれぞれ前年比0.79%、5.5%減少していた(図4)。
その他外部精度管理評価、検査機器の更新や新設、検査科主催カンファレンス、学術関係活動などについては本文中に示すとおり。
また、これまで同様、検査科は本委員会以外にも各種委員会(感染対策委員会、ICT、AST、NST、褥瘡対策委員会、糖尿病対策委員会、セーフティマネジメント部会、クリティカルパス委員会、外来運営委員会、輸血療法委員会、検査科運営委員会、医療材料検討委員会、接遇改善委員会、広報委員会等々)に積極的に参画し、検査科以外の部署と情報提供・情報共有を行い円滑な病院運営に寄与している。
令和元年度は、「働きやすい職場環境に!」をスローガンに掲げ、1.自分の専門(得意)分野をつくる、2.日常業務の円滑なサポート体制の確立を具体的目標として取り組んできた。
教育活動(主に学生実習)に関しては、例年同様山陽女子短期大学臨床検査学科から2名、約4か月間の臨地実習に加え、薬剤科・栄養科・医療秘書科など他部門からの学生の見学実習も行った。また研修医や医学部学生についても診療科合同実習を含め、病理診断を中心に研修や見学実習をここ数年来、短期間ではあるが実施しているところである。
現況
表1. 年度別総件数の推移(H28-R1)
H28 | H29 | H30 | R1 | |
外来 | 327,840 | 304,282 | 422,292 | 421,554 |
入院 | 271,932 | 267,254 | 274,176 | 291,946 |
計 | 599,772 | 571,536 | 693,468 | 713,500 |
H28 | H29 | H30 | R1 | |
検体・病理 | 17,213,118 | 15,824,431 | 15,885,353 | 16,784,404 |
生理 | 4,902,358 | 4,915,330 | 4,991,447 | 4,718,173 |
計 | 22,115,476 | 20,739,761 | 20,876,800 | 21,502,577 |



外部精度管理
2.外部精度管理
1)日本医師会臨床検査精度管理調査
2)日本臨床検査技師会精度管理
3)広島県臨床検査精度管理 (*広島県医師会より2018、2019年度連続優秀施設表彰受章)
1)日本医師会臨床検査精度管理調査
2019(R1) | 評価項目 | 50 | 修正点数 | 94.2 | D評価2項目 | TSH,FT4 |
2018(H30) | 評価項目 | 43 | 修正点数 | 97.7 | C評価1項目 | TSH |
2017(H29) | 評価項目 | 48 | 修正点数 | 98.1 | C評価1項目 | γ-GT(γ-GTP) |
2)日本臨床検査技師会精度管理
2019(R1) | 評価項目 | 239 | A+B評価 | 232(97.1%) | C評価 | 2(0.8%) | D評価 | 5(15.4%) |
2018(H30) | 評価項目 | 227 | A+B評価 | 224(98.7%) | C評価 | 2(0.9%) | D評価 | 1(0.4%) |
2017(H29) | 評価項目 | 224 | A+B評価 | 221(97.8%) | C評価 | 0(0%) | D評価 | 3(1.3%) |
3)広島県臨床検査精度管理 (*広島県医師会より2018、2019年度連続優秀施設表彰受章)
2019(R1) | 評価項目 | 116 | A+B評価 | 116(100%) | C評価 | 0(0%) | D評価 | 0(0%) |
2018(H30) | 評価項目 | 225 | A+B評価 | 225(100%) | C評価 | 0(0%) | D評価 | 0(0%) |
2017(H29) | 評価項目 | 116 | A+B評価 | 116(100%) | C評価 | 0(0%) | D評価 | 0(0%) |
3.機器更新(R元年度):ポータブル超音波診断装置Xario 100G(2019.9.26)
H30年度研修医・検査科合同カンファレンス実施一覧(管理棟4階会議室にて)
4. H30年度研修医・検査科合同カンファレンス実施一覧
回数 | 実施日 | タイトル | 担当者 |
1 | R1.05.21 | 造血幹細胞移植治療について | 黒田(芳)Dr |
2 | R1.06.18 | 私が経験した尿沈渣について | 平野副技師長 |
3 | R1.09.17 | 輸血検査 | 某社(株) |
4 | R1.10.08 | 漢方医学について | 倉恒Dr |
5 | R1.10.15 | 胃炎の京都分類 | T研修医 |
6 | R1.11.19 | 簡単30分!一目瞭然!基礎から学ぼう血液ガス分析 | 某社(株) |
7 | R1.12.17 | インフルエンザ | F研修医 |
8 | R2.01.21 | 破傷風について | E研修医 |
9 | R2.02.18 | 日本紅斑熱とツツガムシ病について | H研修医 |
5. 院内CPC(計8回):1 第127回(H31.4.22)泌尿器科、2 第128回(R1.6.10)泌尿器科、3 第129回(R1.7.18)泌尿器科、4 第188回(R1.9.27)泌尿器科、5 第131回(R1.10.7)血液内科、6 第132回(R1.11.21)院外施設神経内科(2症例)、7 第133回(R2.2.28)泌尿器科、8 第134回(R2.3.5)内科
NHOネットワーク共同研究への参加
1「メトトレキサート(MTX)関連リンパ増殖性疾患の病態解明のための多施設共同研究」
(H28年度採択R4年度(R元年度)末終了予定 研究代表:大阪南医療センター臨床検査科 星田義彦)
(H28年度採択R4年度(R元年度)末終了予定 研究代表:大阪南医療センター臨床検査科 星田義彦)