アミロイドPET検査のご案内このページを印刷する - アミロイドPET検査のご案内

当院のPET-CT装置で、アミロイドPET検査が行えるようになりましたのでご案内させていただきます。

アミロイドPET検査について

  • 2023年12月20日より、「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制」の効能・効果で、「レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)」が保険適用となりました。
  • 「レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)」を使用するためには、アミロイドPET検査もしくは脳脊髄液検査を実施して、アミロイドβプラークの存在を確認する必要があります。
  • 現在、アミロイドPET検査を実施できる施設は全国でも少ない状況です。当院のアミロイドPET検査をご活用いただくことで、地域の皆様に貢献できれば幸いです。
  • 「レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)」の使用前後で、MRIにて頭部の評価を行う必要があります。当院で行うことができますので、あわせてご案内させていただきます。

検査を適切に実施するために

  • 当院では、関連団体が合同で定めている「アミロイドPETイメージング剤の適正使用ガイドライン」を遵守した検査を実施しています。また、「PET撮像施設認証」を取得しており、厳格な基準の下でアミロイドPET検査を実施しています。

注意事項について

  • 脳脊髄液(CSF)検査をされた場合、アミロイドPET検査は保険適用されません。
  • 依頼施設においても、「レカネマブ(レケンビ点滴静注)」に係る最適使用推進ガイドラインに準拠している必要があります。​


 

検査費用について

3割負担:約4万5千円 / 2割負担:約3万円 / 1割負担:約1万5千円

検査で使用する薬について

  • アミロイドPET検査は、放射線を発生する薬(放射性医薬品)を使用するため被ばくがあります。体内に取り込まれた薬からの放射線は、時間の経過とともに自然になくなりますのでご安心ください。

検査の流れについて(約2時間30分)

1.検査用医薬品の注射
脳内のアミロイドβプラークと結合する放射性同位元素を含んだ検査用医薬品を肘の静脈から注射します。



2.安静待機
注射後、約1時間でお薬が脳内のアミロイドβプラークと結合します。その間、専用のソファーでリラックスしてください。本を読んだり携帯電話を操作しても構いません。
寝てしまっても問題ありません。



3.撮影
PET装置のベッドの上で横になり、頭部を約30分間撮影します。
なお、頭が動くと検査に影響しますので、意識しなくても頭が動かないように、軽く固定します。

検査予約手順について

1.検査予約
1)地域医療連携室に以下の方法でご予約ください。
資料①②をご記入のうえ、地域医療連携室(FAX 0827-57-7701)へお願いします。

「アミロイドPET検査 患者紹介申込書」 …(資料①)
「アミロイドPET検査 診療情報提供書/読影依頼書」…(資料②)

2)当院で資料①を確認し、検査日時を決定させていただきます。


2.書類確認
1)資料③④⑤を、当院からFAXさせていただきます。

「〇〇 〇〇様用 診療予約券」 …(資料③)
「アミロイドPET検査 説明書」 …(資料④)
「アミロイドPET検査 同意書」 …(資料⑤)

2)内容を確認していただき、資料⑤に記入をお願いします。
※検査当日お持ちいただくよう、患者さんへご説明をお願いします。


3.結果報告書
検査結果は郵送でお届けします。
受け取り希望日やお届け先の指定がありましたらお知らせください。
※別紙、「アミロイドPET検査をご依頼される先生へのご案内」についてもご確認ください。
 
  【連絡先】
独立行政法人国立病院機構
広島西医療センター 地域医療連携室
TEL  0827-57-7183(内線2140)
平日 8:30~17:15
FAX 0827-57-7701

 

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